(その7からの続き)
純正メーターとインジケーターランプへ繋がる配線を分解流用して、無事にACEWELLメーターの各配線へと正常に接続が完了しました。
イグニッションコイルにつながるハイテンションコードに4周ほど巻きつけたコードからのパルス信号も、ACEWELLメーターの初期設定で選べるタコメーター用設定値の中から「0.5」を選んだところ、自然なアイドリング回転数が表示されたので問題無いようです。

ちなみにタコメーター設定値には
「1.0」「2.0」「3.0」「0.5」の4つのパラメーターがあり、
「一点火あたりのエンジン回転数」を表すようです。車両によって点火方式が異なるため、実際にエンジンを掛けて最適な設定値を選ばなければなりません。
もし設定を間違えると明らかにアイドリング回転数の表示が高すぎたり、スロットルのブリッピング時に極端な超高回転まで数値が跳ね上がるため、それぞれのパラメーター値を試せば最適な数値はすぐに分かります。
それでも数値が明らかにおかしい場合はハイテンションコードに巻いたコードの数を
2〜5周の間で調整して、最適な数値になるように調整が必要となるようです。
そして次に必要な初期設定は
スピードメーターの設定数値入力です。
ACEWELLメーターの説明書には
「スピードメーターの規格が分かっている場合の設定値の計算方法」が紹介されており、その方法は以下のとおりとなっています。
※
例えばメーターの規格が「60km/h=1400rpm」の場合1.「60km/h」を60で割って、1分あたりの速度を算出します。
「60km/h ÷ 60分 = 1km/分」2.1で算出した「1km/分」に1000000を掛けて単位をmmに変換します。
「1km/分 = 1000000mm/分」3.2で求めた数値をrpmの値で割ります。
「1000000mm/分 ÷ 1400rpm = 約715mm/1回転」4.この数値をスピードメーター設定値として使用します。・・・だそうです。(汗)
なんか分かりやすいような分かりづらいような方法ですが、タイヤも新品でメーカーがメーターの規格をサービスマニュアルに明記してあれば、そのまま計算だけでスピード設定値が入力できて便利だと思います。
しかしジェベル125のサービスマニュアルにそんなマニアックな規格が明記されているはずもなく・・・。
(その9へ続く)