2007年の5月に普通自動二輪マニュアル免許を取得するため、自動車学校で教習を受けながら、自宅付近の空き地でマニュアルバイクの操作をマスターすべく格安で入手したジェベル125、通称「ジェベ公」。
免許取得後はそのまま普段乗りの相棒として、通勤、買い物、ソロツーリングとあちこちに出かけました。それまでは50ccのスクーターだったので、125ccになって30km/hの速度制限、交差点の二段階右折の必要もなく、クルマと同じように走れる自由さと維持費の安さに満足していました。
現状渡しで入手したジェベ公でしたが、自分でサビを落としてペンキを塗ってリフレッシュしたり、初めてのオイル交換、各部パーツ交換、カスタムなどを施して自分色に染めていく中、どんどんこのバイクが好きになりました。
大型のガソリンタンクはどこまでも行けるような航続距離の長さ、明るい丸型ヘッドライトは暗い夜道でも安心して走ることが出来、燃費の良さと6速あるギアをこまめに切り替えながら走るのが、意外とスポーツライクで乗っていても楽しいバイクでした。
しかし購入当初からエンジンからのタペット音が騒々しかったのが、自分が手に入れて約1年を過ぎた辺りから
ガチャガチャとだんだんと音が大きくなり、エンジンオイルを交換したり、添加剤を入れた程度では収まらず、住宅街を走行中、前方を歩く人に振り返られるほどの騒音となってきていました。(汗)
せっかくの愛着のある相棒、エンジンの調整で復活するのなら・・・とタウンページで探した地元のスズキのバイク専門店に行ってみたところ、展示車も3台程度しかない閑散とした店でした。しかも自分が来店したところ、なにやら店主はケーブルテレビの営業マンの説明を受けている最中で、客として用事があって入店した自分に挨拶すらしません。
客よりもケーブルテレビの加入のほうが大事な話なのか?と思いながら、しばらく店内で待っていましたが一向に話しを終わらせる気が無いようなので、呆れ果てて店を出ようとしたところ、やっと店主が追いかけてきて要件を聞いてきました。
変な感じの店だとは思いつつ、スズキ車のエンジンの調整なら、やはりスズキ専門店が得意だろうと思って一応相談してみましたが、暇そうなくせにやる気も無いのか、なんだかんだと理由をつけて新車を買わせようとしてきたので、修理も出来ないこんな店で誰が新車を買うか!と内心怒りながら「そうですか。わかりました。」と吐き捨てるように行って店を出てきました。
自分の地元は田舎なせいか、後に購入することになったホンダのPCXでも、店主の接客態度が気に入らずに個人売買で車体を入手して、整備はほとんど自分でやるようになりました。
その時の顛末については別ブログにて記事にしています。
HONDA PCX A GOGO! -PCX通勤快速化計画- 「PCXへと気持ちが高まるものの...」地元でバイクメーカーの専門店として看板を掲げているにもかかわらず、殿様商売のごとく満足な接客が出来ない店が多いので、これ以降、地元のバイクメーカー直系販売店には行くことは無くなりました。
日本全国の田舎ではこういう偏屈な店主のせいもあり、バイク人口がどんどん減っているんじゃないかと思えてなりません。
さて、結局地元にある他のスズキ販売店にもエンジンの調整を相談してみたのですが、そちらはメインがスクーター販売ばかりで、マニュアルバイクのエンジン整備なんて自信がないということで断られてしまいました。
まぁ元々5万円で練習用としてとりあえず入手した車体ですし、エンジン整備のために工賃を含めて10万円近くかかると脅されたら、愛着のあるジェベ公を手放して他のバイクに乗り換えたほうが良いのではないかと思うようになりました。
しかしジェベル125のような125ccサイズでフルサイズのトレールバイクは他に選択肢が少なく、新型車としては生産国を日本国内からタイにして販売されたカワサキの
KLX125と
D-TRACKER 125くらいしか思い当たりません。しかもこの2台は250ccクラスのフルサイズではなく、一回り小ぶりなサイズとなっています。
自分は大柄な体格なので125ccでも250ccと同じサイズのフルサイズのバイクが希望ですし、KLX125とDトラ125は新車だけあって、定価が総額で乗り出し40万円近くなってしまうので、これまた予算オーバーで手が届きません。
(その2へ続く)