自分のバイク歴は、普通自動車免許取得後にヤマハのジョグZ、そしてホンダのディオBAJA、その後にKYMCOのスーパー9sとここまでは原付50ccスクーター、普通自動二輪免許取得後にスズキのジェベル125へと乗り継いできました。
今でこそエコ志向の流れで国内バイクのほとんどは燃費が良く排ガスもクリーンな4ストエンジン搭載車となっていますが、自分の50ccの原付スクーター時代は2スト車が新車で購入出来た最後の時期だった為、今まで4スト車に必須となるエンジンオイルの交換というメンテナンスをしたことがありませんでした。
自分はクルマも所有していますが、クルマのエンジンオイルは量も約4リットルと多くて処理も面倒ですし、オイルをキッチリ抜くためには車体を水平にしたいので、いつもカー用品店で作業を依頼しています。
クルマやバイクいじりが好きならば愛車のエンジンオイル交換くらいは普通にやっているとは思いますが、自宅では水平にリフトアップするのも廃オイルの処理も面倒だということで、これだけは未だに自分でやったことがありませんでした。
しかしジェベル125は自分にとって始めての4ストバイク、当然エンジンオイル交換の必要があります。
ただしクルマのようにジャッキアップする必要もなく、車高の高いトレール車ならばサイドスタンドで止めた状態ですぐにオイルを抜くことができます。
最後まで古いオイルを抜くために車体を水平にするにも、ハンドルを持って車体を真っ直ぐに立ててやるだけでとても簡単です。廃オイルの量も約1リッター以内なので、ボロ布に含ませて燃えるゴミとして出すにも簡単です。これならば人生初となるエンジンオイル交換も気軽に出来そうだということで挑戦してみることにしました。
まずはサービスマニュアルとパーツリストを良く読んで、交換に必要なOリングや新品のオイルフィルターが揃ったのを確認してから、いざ作業開始です。
まずは下に受け皿を用意してから、エンジンオイルを排出するためにオイルフィルターが収まるカバーの3箇所の袋ナットを緩めました。
カバーの隙間からオイルが軽くポタポタ落ちるくらいで一旦止め、オイル注入口のレベルゲージを外して大気圧をかけておきます。そしてナットを緩めていき、カバーを外した時にオイルフィルターを抑えるスプリングが飛ばないように慎重に取外しました。
前オーナーのメンテナンス記録が分からないのでどれくらいの距離ぶりなのか分かりませんが、新品オイルが飴色なのに対してかなり黒っぽい色の廃オイルでした。
(その2へ続く)