(その2からの続き)
そして駆動系リフレッシュの最後の締めとして、新品のシールチェーンを組み付けました。使用したのは「EKチェーン」製のクリップ止め「Oリングシールチェーン EK428SROZ」というものです。
バイク用のチェーンにはチェーンのコマごとにOリングでグリスを封入した「シールチェーン」と、自転車のチェーンのように全部金属製の「ノンシールチェーン」があります。
前者のほうがグリスが封入されているので耐久性が高いものの、チェーンを掃除する時に「シールチェーン対応」のクリーナーを使わないと封入されたグリスまで溶かしてしまうので注意が必要、後者はいわゆる自転車のチェーンと同じ感覚でバイク用になったという感じでしょうか。
自分は昔、マウンテンバイクにハマっていたので、回転ロスになる泥汚れなどを落とすのにチェーンを灯油に漬けて汚れを落としてから専用チェーンオイルに浸して拭き取る、というメンテが頭に残っているので、正直シールチェーンはメンテナンス的に手が出しづらいという印象を受けます。
しかし気軽にメンテナンスできるMTBとは違い、バイクのチェーンを頻繁にメンテナンスするのは大変ですし、通勤で毎日使うならばメンテナンスの手間が少なく耐久性の高いシールチェーンが最適だと判断しました。
そしてバイク用チェーンにはチェーンを繋ぐのに自転車同様に「チェーンツール」という専用工具を使う「カシメ式」と、専用工具無しでラジオペンチで簡単に繋ぐことが出来る「クリップ式」という二種類があります。
※ バイク工具には
チェーンをカットするだけでカシメが出来ない「チェーンカッター」という工具もありますので、安いからといって間違えて購入しないように注意が必要です。(間違えて購入しちゃったのは自分です・・・苦笑)
チェーンの構造上、カシメ式が良いのは当然ですが、わざわざチェーンツールという専用工具を購入しなければならないし、大排気量のバイクならともかく、非力な125ccまでならば初心者でもしっかりと固定できるクリップ式でも良いのではないかと自分では思っています。
ちなみにサービスマニュアルには「クリップ式チェーンは使用禁止」と、わざわざ注意書きがあるのでどちらを選択するかは自己責任ですが、自分はクリップ式を選択した結果、ジェベル125を手放すまで幸いトラブルはありませんでした。
かくしてフロントスプロケット、リアスプロケット、シールチェーンと、駆動系のリフレッシュは完了しました。各パーツの摩耗具合を確認しながら自分で新品へと交換したので、これで安心して乗り続けることができます!
(ジェベル125の駆動系パーツ交換でリフレッシュ! - 完 -)