※ この記事は2007年5月31日に自分の別ブログにて公開されたものを転載したものです。
別ブログでは台湾製の輸入スクーター[キムコ SUPER9S]に関する記事を更新しているのですが、以前からずっと取りたいと思っていた「普通自動二輪MT免許」を取得すべく、先日やっと地元の教習所に入学することが出来たので、いずれ原付生活を卒業する予定です。
「KYMCO SUPER9S」は原付スクーターにもかかわらず、ボディも大きくデザインも立派で、前後ディスクブレーキで制動力もしっかりしており、加速は国産のスクーターに負けてしまいますが中間加速から法定速度の2倍以上の速度までは楽々加速することが出来るので、長距離巡航でも疲れ知らずな良いバイクです。
KYMCO SUPER9 A GOGO! -輸入原付スクーター生活-
しかしやはり50ccエンジンという枠の中では最高速まで引っ張るのに加速に時間がかかりますし、なにより法定速度が30km/hという現在の規定では交通の流れに乗っているとしてもK察の目にかかれば一発で重大な違反となります。
そこで最初は原付よりも排気量が大きく、任意保険も250ccに比べて格安な125ccのスクーターに乗れる「小型限定自動二輪AT(125CCまでのオートマ車限定)」を取得するつもりだったのですが、いざ教習所の料金を見ても原付スクーターを排気量アップしただけの簡単な免許なのに思ったほど安くもなく(約9万円)、もし取得したとしても将来的に他のカテゴリーのバイクに乗る場合は限定解除として6万円ほどかかるようです。
それならば免許センターで一発試験に挑戦しても良さそうですが、せっかく免許取得に挑戦できる資金的余裕と時間的余裕(夜勤なので平日昼間が自由!)があるのだからと、400ccまで乗れる「普通自動二輪AT」に目を向けてみたのですが、これも長らくAT限定免許の設立を待ち望んでいたにもかかわらず、料金的にはマニュアル免許と大差無く、教習時間も実車時間が2時間程度少ないだけという予想以上にメリットの無い免許でした。
まぁ現在のビッグスクーター人気を見れば分かるとおり、クルマ同様、これからのバイクもオートマが主流になるのかもしれませんが、「バイクを操る楽しみ」に関してはクルマもバイクもマニュアル車には勝てないのではないかと思います。
それに現在はスクーターにばかり興味が沸いてしまいますが、将来乗りたいバイクと出会った時に「あぁ・・・マニュアルバイクか・・・」と諦めてしまうのはもったいない事です。
実際、知り合いにも最初は通勤用に小型限定ATの免許を取得したけれど、やっぱりマニュアルバイクに乗りたくなったので、再び教習所に通う事にしたという方が結構居ました。
この場合、最初から普通自動二輪MT免許一本で行けば12万円程度で済んだものを、小型限定ATから普通自動二輪MTに限定解除した場合、最低でも3万円以上の格差が生まれてしまいます。
また再度入校することで、教習内容も重複することもあるので時間的にも効率が悪いことになります。
そんなこんなで色々悩んだ結果、今までマニュアルバイクは乗ったことが無い「原付一筋15年!」な自分は30代半ばにして「普通自動二輪MT免許」取得に向けて一歩を踏み出すことにしました。