(その8からの続き)
ACEWELLメーターの説明書にある方法の一つには、メーターの規格が分かっている場合は計算式によるスピードメーター設定数値の算出方法も紹介されていましたが、ジェベル125のメーター規格なんて分からないですし、そもそも純正ではタコメーターが無いので算出に必要な数値自体が不明です。
そこでもう一つ紹介されている、
実測によるスピードメーター設定値の計測をすることにしました。

まずメーターケーブルに装着した変換アダプターのキャップを外し、シャフトの先端に爪楊枝を瞬間接着剤で仮接着して固定します。

ちなみに爪楊枝を使うのは自分のアイデアで、説明書には記載されていません。これは細い四角い断面のシャフトが一回転するのを確認するのは見づらく誤差が大きいため、実際にタイヤを回転させて外周を計測する時に
シャフトが正確に一回転するのを爪楊枝が大きく回転することで見やすくするための措置です。
まずは平坦なコンクリート舗装のような場所でタイヤの最下点と地面にシールなどで印をつけます。

そして車体を真っ直ぐにし、変換アダプターに接着した爪楊枝がきっかり一回転するまでゆっくりと前進します。爪楊枝が一回転した場所で停止し、タイヤの直下の地面に印を付けます。
そして最初に地面につけた印と停止した地面の印との距離を測ることで、正確なスピードメーター設定値が計測できました。この数値はタイヤを新しくした場合は当然外周が変わるため、その都度計測してACEWELLメーターに入力が必要となります。

この実車計測で正確な走行距離と速度を計測できるため、今まで以上に精度の高い燃費計測が可能となるのが楽しみです。
(その10へ続く)