(その4からの続き)
とりあえずバイク屋までの自走に必要な部品を残したまま、次の愛車となるXLR125Rに引き継げるパーツを取外し終わったジェベル125、愛称「ジェベ公」。

ジェベル125の特徴でもあり、自分でも気に入っていたヘッドライト部分ですが、自走するのは昼間でもやはりヘッドライトが無いと整備不良でK察に目を付けられそうなので、現地に到着してからバイク屋横の空き地で自分で取り外すことにしました。そのため、取外しに必要なラチェットやソケット、ニッパーなども忘れずに用意しておきます。
2008年12月、いよいよ納車の日が来たので、バイク屋へとジェベ公との最後のツーリングに出発しました。スピードメーターは純正のワイヤーが断線してしまったので、メーターの針は0のまま、エンジンはいよいよガチャガチャと異音が大きくなっていましたが、なんとか片道20kmの途中で故障することもなく、最後までたどり着くことが出来ました。(途中でエンジンが臨終したら、それはそれでドラマチックだったんですけどね・・・苦笑)
そしてバイク屋に到着してから隣のスペースで速やかにジェベ公のヘッドライトガードのボルト、各ハーネスの接続を外し、ヘッドライト一式を取り外すことが出来ました。これはジェベ公との思い出と共に、モトクロッサーみたいな地味なヘッドライトデザインが気に入らないXLR125Rへと移植できないものか、検討するためです。
過去の記事
「クルマ用の汎用プロジェクター風ヘッドライトに交換 その1」同じくジェベル125に搭載していたバッテリーもまだ使えるので、XLR125Rにはサイズ違いで移植できませんが、自宅内で電装系の配線をテストするための12V電源として活躍する予定です。
最後に市役所に返納するジェベ公のピンクナンバーも取外し、いよいよ廃車にしてもらう引き渡しの準備が整いました。これで苦楽をともにした相棒のジェベ公ともお別れとなりますが、形見として取り外したヘッドライトがあるせいなのか、意外と寂しさが和らいでいました。
余談ですが、最近では可愛がっていたペットが亡くなった時の心のケアとして、遺骨を粉末にしてペンダント等に加工してくれるサービスが人気のようです。自分も可愛がっていた愛猫を突然亡くした時には、心がグラグラと揺さぶられるような喪失感を味わい、その時に
何か形見になるようなものを肌身離さず持っていたら気持ちが落ち着いたのに・・・と後悔したことがあります。(愛猫は火葬の後でそのままペットの共同墓地にて供養されました。)
この経験から、
喪失感を和らげるのには何か手元に残すのが良いと学んだので、ペットを亡くした時とは状況が異なりますが、今回はジェベ公のヘッドライトを持ち帰ることが寂しさを和らげた一因かもしれません。
その後、店内で手付金以外の残りの代金をバイク屋で支払い、チョークの説明などをを受けた後、自分で市役所からXLR125R用に取得した新しいピンクナンバーを車体に固定し、新しい相棒となる
XLR125Rの乗り継ぎ手続きが完了しました。その後、色々なパーツが外された状態のジェベ公の廃車をお願いしました。店員によって店の裏に運ばれていくジェベ公の後ろ姿を見送った後、新しい相棒となるXLR125Rを始動し、帰路につきました・・・。
ジェベ公、今まで寄り添ってくれてありがとう!!!!
(さよなら、ジェベ公。- 完 - )
これでこのブログの更新は最後となります。今まで応援ありがとうございました!
「SUZUKI DJEBEL ジェベル125 通勤快速化計画 -ジェベ公といっしょ-」
- 完 -
・・・そして新しい相棒となったホンダXLR125Rについては別ブログにて更新予定です!