(その1からの続き)
自分にとっては初めてのクラッチワイヤーの交換なので、元々のワイヤーが車体のどのルートを通っているか、念のためにデジカメで撮影して記録しておきました。

サービスマニュアルには電装系のハーネスなどの取り回しが明記してあるので、それを守って通さないとハンドルやワイヤーの動きが悪くなったり、ハーネスが擦り切れて断線するなどの危険性があります。
そしてワイヤーが通るルートを確認したらクラッチワイヤーを取外しますが、まずミッション側にあるピンをラジペンで曲げて取外し、ストッパーを外します。このピンは再利用できますが、自分はホームセンターで入手していたステンレス製の割りピンに交換しました。
そしてワイヤーの端部をエンジンの固定部分にセットし、レバー側に向かってワイヤーを通していきます。
ワイヤーの途中に長ナットで調整できる部分がありますが、レバーにタイコをセットしやすいように最初はナットを回してインナーワイヤーの露出を多くしておきます。

レバーにある切り欠きにクラッチワイヤーのタイコをセットし、調整用のナットも回しておきます。


この長ナットを回すことでクラッチワイヤーのアウター側が伸びるため、レバー側で調整幅も確保できるように両方のナットを調整しながら、バランスを見て固定しました。

最終的には、今後多少クラッチワイヤーが伸びてくることも想定して遊びを10mmに設定し、レバー先端は10〜15mmほど動く程度にしました。
自分はクラッチレバーを握りはじめてすぐにクラッチが切れるようにするのが一番フィーリングが合うため、新品クラッチワイヤーにしたことで動きがスムーズになり、今まで以上に微妙な半クラ状態をコントロールしやすくなりました。
入手した当初は格安な代わりに現状渡しの中古車だったので、今回クラッチワイヤーを新品に交換したことでスパスパとギアが入りやすくなり、以前よりもニュートラルに入りやすくなりました。ニュートラルへの入りづらさは中古ジェベル125の持病だと思っていましたが、これだけでもかなりフィーリングを改善することが出来ました!
(ジェベル125 新品純正クラッチワイヤー交換 - 完 - )